表示をする準備をしています
しばらくお待ちください・・・
固定資産取得後、複数年かけて経費化していく減価償却。
金額によって、減価償却していく年数を選べることを知っていますか?
ざっくり、3種類。
① 通常の減価償却 : 国税庁の耐用年数表通り ex. エアコン6年、パソコン4年など
② 一括償却資産 : 10万円以上20万円未満 → 3年で償却
③ 少額減価償却資産の特例 : 30万円未満 → 取得した事業年度に全額償却
では、一つ一つ見ていきます。
10万円未満
固定資産として計上、減価償却することも可能ですが、手間がかかりますね。
取得時に「消耗品費」などとして処理するのが一般的です。
10万円~20万円未満
上記①~③どれでもOK。
②一括償却資産を選択する場合
償却資産税対象外のため、個々の資産として償却する必要がありません。
事業年度内に取得したものを一括で固定資産台帳に登録、償却すればOK。
申告の際の手間が省けますね!
注意点は、3年経過前に除却した場合でも3年に渡って減価償却する必要があるということです。
20万円~30万円未満
上記①か③のみOK。
③少額減価償却資産の特例は、資本金1億円以下かつ従業員500人以下の青色申告法人にのみ認められているお得な償却方法です。
全額を取得した事業年度に損金計上できるため、
決算間近に急きょ節税を考えた際にいいかもしれませんね。
これを機に、エアコンやパソコンを買い替えますか?(^^♪
ただし、この特例の適用となる固定資産の合計額が300万円を超えたときは、
300万円に達するまでの資産が対象となります。
また、令和6月3月31日までの時限的な特例です。
活用を考えている場合は、最新の情報をご確認ください。
経費を多く計上したい時には③少額減価償却資産の特例を、
経費を来期以降に繰り延べたい時には①通常の減価償却を選択するなど、
ぜひ使いこなしてみてください。